イタリアの農園でのんびり田舎体験ツアー

イタリアでは、ローマから1時間の港、チビタベッキアと、フィレンツェにほど近い港、リヴォルノに寄港しました。

子どもたちが今回訪れた「ブリケッラ農園」は、トスカーナ州にあります。ぶどう園17ヘクタールに、オリーブ畑10ヘクタール、果樹園を含む菜園もあり、一角をアグリツーリズムのお客様に開放されている農園です。

環境と自然を大切にするための配慮にあふれたこの農園では、主として電力が太陽熱発電設備から供給されていて、庭に面した宿泊施設への温水はソーラーパネルから給水されていました。

バスを降りてすぐに蝉の声に気づいた4歳の男の子。
彼は、日本で毎日蝉とりをしていたようで、遠いイタリアでも同じように蝉が鳴いていることに、とても嬉しそうでした。

「蝉どこで鳴いてる?」と周りの木を見上げる彼の横で、
2歳の男の子は、「せみ?ミーンミーン」と繰り返し、同じように木を見上げていましたよ。

建物の中に入ると、その地で採れた野菜のサラダを目の前で作って見せてくれました。
野菜を切る、混ぜ合わせる、生地をこねるなど、シンプルな作業ではあるけれど、
「きゅうり切ったな~。」「小麦粉全部入れた!」「卵まぜてるで~。」

と、言いながら、一つ一つの過程を楽しんでいましたよ。
そんな子どもたちに、CANTUCCIの出来上がりを一足先に頂きました!
イタリアmini②

次に、広大なぶどう畑を見学しました。
どのようにワインが出来るのかを真剣に聞いている大人のそばで、
ぶどうを見つけた2歳の男の子は、自分で手を伸ばし収穫しています。
一粒摘んでは口に運びますが、その早さからそれはそれは美味しい事が伝わってきます。自分の目の前にあったぶどうが無くなると、どこに果実があるのか探して、摘んでは食べ、摘んでは食べを繰り返していました。
イタリアmini③

おばあちゃんが、「これで最後にしようね。」と終わりを決めると、最後の一粒を食べて、みんなのいるワインセラーに向かいます。

大人たちが楽しみにしていたワインセラー見学では、ワイン樽を見て「太鼓みたい!」と、4歳の男の子。
ワインの香りを嗅ぎながら、樽に貼っているラベルの記されている数字とアルファベットを、一文字ずつ読み進めていました。世界中どこに行っても存在する文字と数字。
ちょうどこの敏感期にいる子は、看板や標識を見つけて、読めることが、とても嬉しいですよね。

農園のそばにある広場に、7歳のマーレくんがいたので、「HELLO!HOW OLD ARE YOU?」と話しかける4歳の男の子。ところが返事が返ってきません。
「何で?何も言わない。」と、マーレくんを見ながら不思議そうな顔をしています。
マーレくんは、イタリア語を話すのです。
何度話しかけても、なかなか伝わらないものの、笑顔で遊んでくれるので、気づけば追いかけごっこが始まりました。
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2歳の子は、自分でブランコに座り、マーレくんを見ます。
気づいたマーレくんは、そっと背中を押してくれました。
また、別の2歳の子は、追いかけられることが楽しくて、マーレくんにタッチされそうになると、右手を出して止めていました。

マーレくんの動きが速いので大忙しです。
そうやって言語だけではなく、アイコンタクトや、遊びの中で、自然にコミュニケーションをとる子どもたち。マーレくんの発するイタリア語を、歌のように繰り返し叫んでいましたよ。
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この農園の中で、トカゲ、カタツムリ、バッタなどの虫に出会い、日本では見ない大きな松ぼっくりも見つけました。4歳の男の子は、大きな松ぼっくりを両手に一つずつのせて、重さを確かめています。

観察していると、左手に持つ松ぼっくりは変わらず、右手に持つ松ぼっくりは順に変わっていきます。
そのうち、「茶色い松ぼっくりは重いで。白いのは茶色よりも軽いで。」と、水分を含んでいるものと乾燥したものの重さの違いに気づいたようです。自然の中には、いつも発見がありますね。

夕食には、パンと野菜を使ったイタリアのサラダと、トマトソースで味付けされたニョッキ、チーズに生ハムなど、ワインに合うお料理を頂きました。子どもたちも、お腹いっぱいになるまで食べて、2時間の帰り道は、気持ちよさそうに眠っていました。
(本倉理恵)

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