洋上からの報告(3):あけみちゃん(5歳)と世界の国々

t02200165_0320024011343926210第3回「ピースボート子どもの家」の様子をアップしています。

 

本当は、航海中にもっとどんどんアップしたかったのに、自分が出発する船の準備にバタバタしていたら、あっという間に帰国まであと1週間。

 

先生たちからは素晴らしいレポートがたくさん届いているので、子どもたちが帰ってくる前に、洋上レポート、どんどん行きま~す。

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今回の記事では、子どもたちとその親たちが訪れた寄港地の様子を紹介します。

 

参加しているご家族それぞれに、素晴らしい出会いと体験に満ちた寄港地ですが、今回は、5歳のあけちゃんを主人公に紹介していきたいと思います。

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モンテッソーリの環境には、面白い教具や活動がたくさんありますが、

ピースボートではやはり、国旗を作る仕事が大人気です。

中国やインドなど今回実際に訪れる国を描いてみることからはじめ、

慣れてくると、キリバスやケニアなど、複雑な模様の国旗も選んで描いて楽しんでいます。

 

お友達同士で道具の使い方を教えあったり、

数に限りがあるもの(国旗の本やセロテープなど)を貸しあったりする姿も見られ、今日もほほえましい雰囲気の「ピースボート子どもの家」です。
世界地図を見ながら今、船がいる位置を確認したり、次に行く国の話をすることも、みんなの楽しみのひとつです。

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パルテノン神殿へと走るチャタ。

 

ある朝、アルゼンチンとモロッコ、フランスの旗を完成させたあけみちゃん。

見せてくれたので、「そうだね、フランスとモロッコ行ったよね~」と応えると、モロッコを訪れた時の「家庭訪問」ツアーで、大邸宅を訪れてお昼を食べた話をしてくれました。

見たこともないような、大きな大きなタジン鍋に、野菜とクスクスが盛りだくさんのご馳走。
あけちゃんがこの話をするのは2度目です。よほど印象的だったのでしょう。

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さて、そんな子どもたちを見ていて、ミニー先生が動き出しました。

訪れる寄港地での子どもたちが体験する出会いをより深いものにしたい、

と子ども好きの参加者の皆さんに声をかけて、「子どものための寄港地説明会」を準備してくれたのです!

 

たとえば、エジプト。

 

ゴリ先生(小学校教師を目指している参加者)に「子どもの家」に来てもらい、

ピラミッドがどのようにしてできたか、その歴史を紙芝居にして読み聞かせました。

そして、そのあと、約1/20に縮小した石の模型と麻ひも、丸い木の棒を子どもたちの前に出します。

エンジンも電気もなかった時代に、一体どうやって人の身長よりも大きな石を移動させたか。
子どもたちに実際に考えてもらったのです。

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少しの間様子を伺っていた子どもたちでしたが、興味を持ったあけちゃんが挑戦。
「木の棒を持って石をつつきながらこうやって押したんじゃない?」と石を持ちあげてみると、他のお友達からも、木の棒を使ってお神輿のように運んだりするなど、いろいろな案が出ました。

 

しばらくの試行錯誤のあと、当時実際にとられた方法、

つまり、ひもを石に巻いてひっぱり、木の棒の上を転がして移動させる方法を紹介すると、

みんな身を乗り出して、じーっと見ていました。

「その石をどのように巨大なピラミッドの三角型に積み上げたかはいまだに謎のままなんだよ」

というゴリ先生の言葉で、寄港地説明会は終了しました。
エジプト寄港当日、子どもたちが実際のピラミッドを見て喜びに喜んだことは、言うまでもありません。

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もしかしたら、大人の一般参加者よりも、詳しくなっていたかもしれませんね。

そして、大人と違って、学んだことはただでは忘れないのが、子どもたちのすごいところです。笑。

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お次は、バルセロナ。

街のいたる所で作品を見ることができる、アントニ・ガウディをとりあげて紹介しました。
まずは元保育士のお姉さんたちがが

「♪大型バスに乗ってます~」の歌をアレンジして、船からバルセロナに下り立つ、という設定で導入します。

 

ガウディの紹介が、スゴかったです。
サグラダ・ファミリア、グエル公園にあるキノコをモチーフにした家、

同じくグエル公園のシンボルになっているトカゲなどを画用紙に絵で描き、

子どもたちの視覚に訴えて紹介していきます。

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ガウディは植物や動物など身の回りにあるものを自身の建築のデザインの中に取り入れていた人でした。
かなり独創的なデザインになっているので、子どもが見て、そのものと繋がるかどうかはわかりませんが…

ともかくお兄さん、お姉さんは「身近なものを元に考えていたんだよ」と伝えます。

 

グエル公園のトカゲはタイルでモザイクのような感じで作られているので、

大人たちは、その質感を折り紙のちぎり絵で表現しました。

トカゲの足の一部分だけ紙を貼らないまま残しておき、子どもたちの前でやり方を紹介しました。
「ちぎり絵の最後は、みんなのお仕事として用意したから、やりたくなったらやってね」という形で、「子ども向け寄港地説明会」は終了。

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実際に訪れたバルセロナでの子どもたちは、サグラダファミリアはもちろん、グエル公園もばっちり訪れて、子どもたちそれぞれの視点で芸術を楽しんで…

いるというよりは、思い切り走りまわって遊んでいました。笑

でも、いいんです、いいんです。まずはそれで、いいんです!

 

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そして寄港日翌日。

少し前まで、好きでのり貼りをよくやっていた3歳のひすいちゃんが、

早速、お兄さんお姉さんが途中まで準備してくれた、ガウディのちぎり絵のお仕事を選んできました。

何色かの折り紙の中から好きな色を選んで指でちぎります。

 

それを見た5歳のあけちゃんも

「あけねぇ公園でトカゲ見つけたよ。こんなに大きかったんだよ~」

腕をめいっぱい広げて大きさを表現していました。

t01800320_0180032011347362615子どもたちの寄港地の冒険は、まだまだ続きます。

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