76回クルーズ「子どもの家」、おしまいの会!

親子で巡る地球一周の船旅も、いよいよ終わりに近づいてきました。
それでも、子どもたちは 「次の寄港地は日本だよね~」と、日本も「寄港地のひとつ」気分です!
「終わりになると、やっぱり寂しいね」と、会話している大人とは対照的に、

「日本に帰ったら、熊本のみーちゃんちに遊びにきていいよ」
「心ちゃんのおうちは、横浜だからお船の近くだよ」
「パパに肩車してもらおっかなー」

と、日本に帰ってからの楽しいことを計画している子どもたち。
日本に近づいてきたことも感じつつ、毎日を楽しんでいます。

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そんな中、子どもの家の『おしまいのかい』をしようか、と先生が提案をすると、子どもたちからも、いろんな意見が飛び出しました。

「もうさ、いつするか決まってるんだったら、ポスター作ってピースボートセンター前に貼ってもらおうよ」と、わこちゃん。

イベントの度に、参加者のみなさんがポスターを掲示していることを、よく見ているんですよね。

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準備の内容や役割を相談していると、

「字を書きたい」という、さつきくん。
「折り紙で、切り絵をして貼ろうよ」と、心ちゃん。
「みんなが見るものだから、丁寧に書くんだぞー」と、りんたろうくん。

ポスターひとつをとっても、子どもたちのチームワークが面白いです。

「7大陸の歌は、英語バージョンも歌う!」
「たっくん、地球儀もって歌いたい!」
「ならび方は、大きい子、小さい子、大きい子っていう順番にする?」
「背すじピーンってしたらかっこいい。フラフラしないんだよ。」

と、年長児が具体的に決めていく隣で、小さい子も嬉しそうに聞いています。
子どもたちで内容を決めていくのは、この3ヶ月の関わりの積み重ねがあってこそです。
みんなが自分の意見を出し合えるのは、仲間に対する安心感もあるんだろうなと感じました。

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おしまいのかいの会場は、船内で二番目に大きなスターライトという場所で行いました。
いつものようにキッズルームで集合して、みんなで会場に向かいます。

7階のキッズルームから8階の会場に着くまで、たくさんの方に声をかけられ、「おはよう。今から、おしまいのかいするから、きてね」と、ひとりひとりにお誘いしています。

子ども達が到着した時には、本当にたくさんの方で会場がいっぱいになっていてみんな少しびっくりした様子。

その緊張を体の中に収めることができずに、おどけてみせたり少し落ち着かない時間もありましたが、それも、きっとありのままの姿なのでしょう。

会のスタートは、参加者で映像チームのお姉さん、「しのちゃん」が作ってくれた『子どものいえの1日』の映像上映。
映像には、子どもたちの日常が流れていて、みんなでおやつを食べていたり、お仕事に集中していたり、この100日の時間が刻まれていました。

「靴、洗ったよねー。真っ黒だったんだよ」
「パパイヤすっごい種だったよね」

と、その時を振り返って子どもたちはニコニコしながら、見ていました。
みんな、自分が映ると大喜び!

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映像のあとは、先生からお祝いのカードを手渡します。

みんな、名前を呼ばれると「はい!」と返事して、会場の真ん中に立ちます。

近くにお母さん・お父さん・おばあちゃん・お姉ちゃんが座っていたので、もらったカードをそれぞれに嬉しそうに見せていました。

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そのあと、この旅で大好きな人がたくさんできた子どもたちは、
『ありがとう』を伝えたいと子どもの家GETでいっしょに英語を教えてくれたGETの先生に「THANK YOU!」
いつもレストランでお手伝いしてくれたクルーに「THANK YOU!」
子どもたちが使う教材を作ってくれたり、寄港地のお話会をしてくれたり遊んでくれた、「子どもの家パートナー」の方に 「ありがとう!」
そして、一緒に地球一周を楽しんでくれたお父さん・お母さん・おばあちゃん・お姉ちゃんに「ありがとう!」

・・・本当にたくさんの人と関わりがありました。

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船旅をとおして何度も歌った、大好きな『7大陸のうた』『友達になるために』『トウエトウエ』も歌いました。

最後は、いつも通りみんなで手をつないで円になり『今日はこれでおしまい』をしました。
『また明日』のところは『また今度』に替え歌です。

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大人達は、子どもの成長に涙・涙でしたが、子どもたちは、「楽しかったー!でも、人いっぱいでびっくりしたね」と、「みんなであそぶぞー!」とすぐに気持ちを切り替えていました。

日本に帰っても、この経験が心の中に残って、自分の一部となっていくのでしょう。
大きく育っていくみんなとの再会を思うと、寂しいだけではなく、楽しみの方が大きいですね。

「ピースボート子どもの家」の洋上レポートも、これでしばらくのあいだ、おしまいです。
みんな3ヶ月間、本当に楽しかったね。また会おうね!!

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