デンマーク寄港「北欧の地に学ぶ」

デンマーク環境先進地域として知られる北欧の中でも、デンマークはとくに風力発電に力を入れています。
すでに国のエネルギーの20%を風力発電でまかなっていて、エネルギー自給率も140%以上。

コペンハーゲンの港からは、20基の風力発電機が、まるで町を守るように楕円形のデザインで配置されています。
※環境・福祉・教育の先進国としてのデンマーク報告は、過去レポート「世界一幸せな国」デンマーク をどうぞ♪

というわけで、さすが風力発電大国。
強風だったこともあり、長袖を着てもぶるぶる震えちゃいそうな寒さです。
まだ9月頭だというのに、コペンハーゲンに到着した9月6日、ビックリするほど寒い日でした!!

この日、町歩きを選んだ子どもたちは、ピースボートを出て海沿いを歩いている中で大きな人魚姫の像を発見しました。

「わー、おっぱい、おおきい!!」
「おっきいおっぱいなのに、かいがらのブラジャーしてなーい!!」と、子ども達は大喜び(笑)

公園に遊びに行くと
「あかいかわいい実があるよ」
「おはながある!!みんなであつめよ~」と、野原で思いっきり駆け回ります。

コペンハーゲンっ子は、北欧の各都市の中でもコペンへーゲンこそがいちばんおしゃれな都会であると自負しているそうです。

さすがに町はどこからどうみても美しく、子どもたちは街中にいくつもある大きな教会を見たり

カラフルなケーキや焼き立てパンをショーウィンドーから覗いたり

護衛隊さんの行進に遭遇したり楽しんで1日を過ごしていました。

ここデンマークでは誰もが大好き、ぷりっぷりのソーセージが入ったホットドッグもみんなで食べました。

スーパーでは、空き缶やペットボトルを回収する機械に興味津々。

みんな空き缶やペットボトルを持参した袋はごみ箱に入れてるのを見て、「ビニール袋もリサイクルできたらいいのにねえ」とみりちゃん。
「そうだよねえ~」と深く感心するおかあさん。

大概の人は「国」について、本や地図を通して知識として、バーチャルに知ることが多いのではないでしょうか。
ピースボートで旅をしていると、「国」とは、目で見て耳で聞いて、鼻で嗅いで、手で触って、お話をして、自分達のそのままの五感を通して実体験できるものです。

「シンガポールのどうぶつえんでは、ぞうさんにのったね」
「トルコでは、ゴマパンがおいしかったね。みんなやさしかったね」
「イタリアのひとは、ぼんじょるの、っていってたね」
「オランダは、エイドリアンにじてんしゃにのせてもらったね」

素晴らしい遺跡を前にしても、目の前にいるアリさんのほうが面白かったり、現地の子どもたちと交流したくても、意外とシャイで、結局ピースボートのお友達と固まってしまうこともあったり…。
必ずしも親たちが子どもに「体験させたい」旅と、子どもたちが興味を持つ対象は違うようですが(笑)子どもたちの体験は、必ず、異なる物への想像力や理解の裾野を広げてくれることでしょう。

地球一周の約100日間の旅も、半分が過ぎました。
この地球一周の旅は、子ども達に一体どんな世界像をもたらすのか、楽しみです。

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