洋上レポート(23):子ども向け寄港地お話会、ヨルダン・死海編

ヨルダン(アカバ)に訪れた次の日、子どもの家では子ども向け寄港地説明会「ヨルダン・死海編」が行われました。

今回子どもたちに紹介をしてくれたのは、参加者のまるちゃんとかっぱちゃん。
まずはまるちゃんが、写真や紙芝居を使って死海の説明を行ってくれます。

「みんな昨日死海に行ったかな?これは死海の写真だよ。こんな風に、みんなぷかぷか浮いたかな~?どうして死海はこうやって浮くのか、これから説明するね。」

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「今日は、お船のプールのお水をくんできました。プールのお水ってみんななめたことある?少ししょっぱいよね。プールのお水って、海のお水なんだよね。
さっきまるちゃんの紙芝居であったけど、死海のお水って、海の水よりもっとお塩の粒が多かったよね。今日は、実際に死海のお水を作ってみたいと思います。」

そう言って、プールの水を汲んだ2つのペットボトルのうちの一つに、サラサラと塩を入れていきます。

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「こっちが死海のお水だよ~」と言いながら混ぜると、塩分が多くなった海水は、白く濁りました。

子どもたちは真剣に、じっとペットボトルを見ています。
こうして海のお水と、死海のお水ができました。

では今度は、そのお水に、物を入れてみます。まずはプラスチックのブロック。
入れる前に、子どもたちに問いかけます。

「これからこのブロックを海のお水に入れてみるね~浮くと思う人~?」
「は~い!!」
「沈むと思う人~?」
「は~い!!」
「じゃあ入れてみるね~」

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そうしてブロックを入れると…「ういた!!」
ブロック、浮きました!!子どもたち「ういた!!」と目をキラキラさせて見ています。

同じように海水にもいれてみると、こちらも浮きます。
プラスチックのブロックは、海のお水にも、死海のお水にも浮くということが分かりました。

次に、物を替えて、ゆで卵を水に入れてみます。
同じように、かっぱちゃんが子どもたちに問いかけて、海水に入れてみます。
すると…「しずんだ~!!」ゆで卵は海水には沈むんです。

同じく死海のお水に入れてみます。

「次は死海のお水に入れてみるね。卵は海のお水では沈んだけど、死海は浮くと思う人~?」
「は~い!!」
「沈むと思う人~?」
「は~い!!」
「じゃあ入れてみま~す」

ゆっくり卵を死海の水に入れると…コツンと底に当たった後、ぷかりと浮かんで、卵の頭が水面に出ました!!

「ういた!!」「ういた!!」

ゆで卵は死海のお水には浮きました!!ういた!!しずんだ!!に大盛り上がりの子どもたちでした。

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最後は鍵を水に入れてみます。
これは、海水にも死海の水にも沈みました。

全ての実験が終わってから、「やってみたい人~?」と聞いて、実際に浮き沈みの実験をやってもらいました。
浮くかな沈むかな…浮いた!!という発見の子どもたちの表情は、とっても生き生きしていました。

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