フィンランドの伝統的農場訪問

ヘルシンキから森を抜けて、約2時間、バスに揺られてやってきたのは500年も前から続くファーム。

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バスを降りると目に飛び込んでくる緑の多さにまず目を奪われます。

「今日は“なにもしない”をしに、ようこそここまで来てくださいました!」

と農場主のクリスティーナさん。

 

クリスティーナさんは、普段からヘルシンキなど都会の小中学生を農場に受け入れ、環境教育を行っています。

高校生なら鶏をしめるところから合宿をはじめ、小学生ならオーガニックの野菜はおいしいと実感する食育から。

日本から来てたった3ヶ月間で「地球一周」しようとして、寄港地ではいつも詰め込み型で楽しもうと頑張りすぎになりがちな私たちには「たまにはなにもしないのが一番」ということなのですね。笑

「とにかく自由に、のんびりしてね」と言われ、みんなどこかホッとしています。

フィンランド在来の動物たち、畑、実際にムーミンが出てきそうな森、その奥に広がる湖。

今日はここで1日のんびりです。

 

子どもたちはバスからフカフカの草の上に降りるとすぐに走り始め、いちばんに木製のブランコを見つけました。

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早速子どもが椅子に座って大人が揺らし始めると、「私も押したい!」とブランコを押すことに興味を持つ子どもたち。

「私も!」と続いて押したい子がいっぱい。

「ママが乗って」と言うので大人が乗ると、 「重たくて動かない」とあゆみちゃん。

大人と子どもの重さの違いを感じたのかな。それからはみんな交代で押したり乗ったり。

手作りと思われる対面式の珍しい木製ブランコに夢中の子どもたち。

次に、ゆうきくんが白樺の木に掛けてあるハンモックを見つけました。

 

ゆうきくんが乗っていると、「これなあに?」とあゆみちゃん。

「これはハンモックって言うんだよ。ブランコじゃなくて布で出来たベッドだよ。」と言うとそっと揺らし始めるあゆみちゃん。

ゆうきくんと交代で何度もハンモックに寝そべりました。

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待ちに待ったお昼ご飯は、農場主クリスティーナさんとそのご家族総出で作ってくださった、手作りのフィンランド家庭料理です。

 

緑の草の上にシートを広げて、皆で一緒に食べました。

「もっと飲みたい!」子どもたちは庭で摘んだベリーのジュースがお気に入り。

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みんなよくおかわりをしました。もちろん、 野菜もすべてオーガニック。

えまちゃんは大好きなトマトをボールいっぱいに入れています。

何を聞いても答えないくらい無心で何個もパクパク食べました。

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午後は農場で飼っている家畜を見にいきました。

放し飼いのアヒルと鶏が小屋に入ってしまうと「コケコッコー、コケコッコー」と何度も叫ぶ子どもたち。

「そのお水、汚いよ」と水の汚れに気づき、心配そうに水を飲むアヒルに向かってゆうきくんは言いました。

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羊小屋の中では生まれたばかりの羊の赤ちゃんがたくさんいました。

その中の1匹、珍しい黒と白の色が混 ざった羊をクリスティーナさんが触らせてくれました。

最初はなかなか手が出せない子どもたち。

恐る恐る触ってみると「フワフワしてるー」と羊の毛の感触を感じたようです。

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大人たちが馬を見ている間、子ども達は側に置いてあったショベルカーを見つけ、一目散に駆け寄りました。

早速キャタピラに「ぼくも」「わたしも」と登りはじめます。

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普段ショベルカーを間近に見ることはなかなかないので、子どもたちはもう夢中。

ショベルの中には入れるかなぁ・・・・と一生懸命頭を入れようと頑張りました。

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短い時間だったけれど、サウナにも入りました。

水着に着替えて暑い部屋に入ります。

体がポカポカしてきたら湖へ走っていってドボン!

 

春先の湖はまだ冷たかったけれど、お水の大好きなえまちゃんはお構いなしにどんどん進みます。

「ママも来てー」というお誘いに、足がとっても冷たいけれどママも前に進みます。

 

のんびり過ごすことができたフィンランドの農場での1日。

 

私たちを受け入れてくださったクリスティーナさん、ありがとう!

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